東京23区とほぼ同様の大きさのシンガポールには、
IBディプロマのプログラムを行っているインターナショナル・スクールが、20校以上もあります。
これらのインターナショナル・スクールは外国人向けで、シンガポール人は通う事はできません。
但し、シンガポールの独立系の学校の運営の下、
インターナショナルなカリキュラムをシンガポール人と外国人に提供している学校があります。
今回は、その「ローカル・インターナショナル・スクール」と呼ばれる、
これらの学校についてご紹介させて頂きます。
シンガポールにある、3つのローカル・インターナショナル・スクール
シンガポールには、現在3校のローカル・インターナショナル・スクールがあります。
これらの学校が他のインターナショナル・スクールと異なるのは、
シンガポール人の生徒の比率が50%を下回ってはいけない事です。
授業に関しては、一般のローカルスクールと異なり、
IB等のインターナショナルなカリキュラムを取り入れています。
それでは、各学校についてみていきましょう。
アングロ・チャイニーズ・インターナショナルスクール:Anglo-Chinese School (International) Singapore
創立:2005年
母体:Methodist Church in Singapore
学年:12歳から18歳まで(日本の中学から高校に相当します)
寮:有
学校のWEBサイト:https://www.acsinternational.edu.sg/en/home-7/
住所:61 Jalan Hitam Manis Singapore 278475
認定機関・カリキュラム:IGCSE(International General Certificate of Secondary Education:イギリスの義務教育終了資格)
IBディプロマ (インターナショナル・バカロレア)
開校当時は20カ国からなる150人の生徒数でしたが、
2016年現在1,000以上の生徒が学んでいます。
同じ経営母体を持つ、独立校(日本の私立学校のような学校)のThe Anglo-Chinese School (Independent)は、
シンガポールで一番優秀と言われている学校です。
IBディプロマの成績は、世界でも常にトップ3にランクインしています。
ホア・チョン・インターナショナル・スクール:Hwa Chong International School
創立:2005年
母体:Hwa Chong Institution
学年:12歳から18歳まで(日本の中学から高校に相当します)
寮:有
学校のWEBサイト:http://www.hcis.edu.sg/
住所:663 Bukit Timah Road, Singapore 269783
認定機関・カリキュラム:IGCSE(International General Certificate of Secondary Education;イギリスの義務教育終了資格)
IBディプロマ (国際バカロレア)
ACSインター校と同様、MOEの認可の下2005年に設立されたインター校です。
20か国以上の国々の生徒が、シンガポール人の学生たちと共に学習しています。
2015年のIBディプロマの合格率は100%。
また、IGCSEでも、優秀な成績をただき出しています。
セント・ジョセフ・インスティテューション・インターナショナル・スクール:SJI International School
創立:2006年
母体: Lasallian schools
学年:4歳から18歳まで
学校のWEBサイト:http://www.sji-international.com.sg/
住所:490 Thomson Road, Singapore 298191
認定機関・カリキュラム:IGCSE(International General Certificate of Secondary Education;イギリスの義務教育終了資格)
IBディプロマ (国際バカロレア)
上記2つの学校に1年遅れて設立された、ローカル・インターナショナル校です。
上記2校と異なり、4歳からのクラスが設けられています。
幼稚園・小学部には40カ国から、約700人の生徒たちが、
また、中学高校部門は1,000人以上の生徒が世界中から集まってきています。
シンガポール政府のレギュレーションにより、
シンガポール国籍の子供達の小学部への入学は許可されていません。
一般のインターナショナル・スクールとの違い
一番の大きな違いは、シンガポール人へ門戸が開かれているという事です。
また、授業内容もインターナショナルなカリキュラムを使用しつつも、
世界でも有名な、シンガポールの数学メソッドを取り入れたり、ローカル色も反映されています。
対象としている生徒も、欧米系の駐在員の子弟というよりは、
高い教育水準を求めてシンガポールに留学してくる、
アジア各国の学生(特に富裕層)がメインのようです。
そのため、上記2校は、学校独自の寮を完備しています。
また、欧米系のインター校と比べると、入学のハードルも高いようです。
IGCSEとIBについて
IGCSEはイギリスの義務教育終了資格(14歳から16歳)のテスト
IBとは国際バカロレア資格の事を指します。
これはヨーロッパの資格ですが(スイスに本部があります)、
近年インターナショナルスクールを中心に人気のある資格です。
シンガポールはもともとイギリスの統治下におかれていた事もあってか、
イギリスの教育制度を取り入れている学校が多いです。
本日ご紹介した、3校もすべて、IGCSEを取り入れています。
ただ卒業後の進路は、アメリカの大学に進む学生も多いです。
最後に
シンガポールのローカル・インターナショナル・スクール情報いかがでしたか?
英語を母国語としない生徒の為のクラスもあるそうなので、
日本人学生も増えているようです。
ACSやホア・チョンは寮も完備しているので、
家族と共にシンガポールに住む必要はありません。
お子様だけの日本からの留学も可能です。
シンガポールの教育について、ご興味のある方は、下記のブログもご覧ください
▶ シンガポールでの学校探し-インターナショナル・スクール (2016年度版)
▶ 2016年夏季ーシンガポールのインターナショナルスクール、ホリデークラス情報です
▶ シンガポールの教育制度と、教育レベルについて
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