シンガポールの間違った情報の見分け方を教えます。

シンガポール風景

スマホやパソコンで検索するれば、シンガポールの情報はあふれるほど出てきます。

限られた出版物を読んだり、実際に現地へ行くなどして、
関係者に話を聞く以外、情報の入手方法が無かった以前と異なり、
情報を入手する事は、本当に簡単になりました。

でも、あなたが入手した情報、本当に信頼できるものでしょうか?
実は何も裏付けのない、無責任な情報の可能性はありませんか?

「○○のチキンライスが一番おいしいよ」程度の情報であれば、
実際は食べてみてそれほど美味しくなくとも、
これといった実被害はないので、それほど気にする必要はありません。

また、食べ物の好みには思い切り主観が入りますので、
どれが正しくて、どれが誤った情報とは一概には言えませんしね。

でも、移住や法人設立を検討中のあなたにとって、
間違った情報を信じてしまった事による
ダメージはそんな事では済まされません。

大切な時間を無駄に費やしてしまったり、
下手をすると、取得できるはずのビザを取得できなかった、
などという事態もおこりかねます。

今回は、そんなダメージを受けないためにも、
正しい情報と間違った情報の見分け方をご紹介いたします。

見分け方その1-日付の無い情報は信じない。

シンガポールの法令等は頻繁に変更されることが多いです。
しかも、w.e.f.(with effect from) Today=本日から!
などという、突然の法令改正だってあります。

ある時点では正しかった情報が、
すぐに正しくない情報となってしまっている事も多いのです。

例えば…ある人材紹介会社のページに、こんなものが載っていました。

EP(就労ビザ)申請の方法としては現在、① マニュアル申請(申請用紙をMOMのサイトからダウンロードして、必要事項を記入の上郵送にて申請する方 法)と、② オンライン申請(MOMサイト内からリンクが貼ってある、「EPオンライン」というページからオンラインで申請)の二通りがあります。

どこを見ても、この情報をアップデートした日付が出ていませんでした。

因みに昨年の6月からMOM(人材省)では、マニュアル申請を受け付けていません。
EPの申請は全てオンライン申請となっています。
オンライン申請が却下された後、
初めてサポートの書類を付けて再申請を提出する事になるのです。

という事は、この情報は以前に書かれたものか、
以前書かれたものをどこかからコピーしたものと推測されます。
全体のページの流れからすると、
どうも情報が更新されていないだけのようではあります。

上記のサイトと同様、すでに情報が古くなってしまったものは、たくさんあると思います。
実際このサイトを見て、当社にご連絡頂いたのか、
「申請を急いでいるので、オンラインでお願いします。」というメールを受け取った事があります。

ここで今回のブログの主旨とは、少し外れますが、
ちょうど良い機会なので、当社のポリシーをご説明させて頂きます。

このようなお願いをされた場合ですが(未だにマニュアル申請も受け付けていた場合でも)、
最善の申請方法をご提案するのは、こちらであって、お客様の判断をそのままお受けすることはできませんので、ご了承下さい。

【正しい情報の見分け方ーその1】
・検索した情報の日付けは、必ずチェックする。
・そして、日付けの古い情報は、疑ってかかる。

見分け方その2-情報のソースをきちんと確かめよう

最近すごく増えてきているなと感じるのが、
二次的な情報を鵜呑みに信じ、裏付けもとらずに発信しているケースです。

広告収入目的のブログなどは、この傾向が強いです。
そもそも、個人のブログに過度の信憑性を期待するのは大変危険な事です。

ここで問題なのは、比較的有名なサイト:それも経済紙等のオンライン・メディアに、
執筆者の指名と共に、投稿されてしまっているものです。

こういう情報なら、信じても安心って思ってしまいますよね。

でも、そのようなサイトに掲載されている投稿が、結構いい加減だったりするのです。
これは掲載する方も、きちんと裏付けを取らないという責任はあるのですが…

個人のブログよりも明らかに、
有名な新聞や書籍の出版社が運営するサイト等は
信頼してしまいますよね。
しかも記事が実名入りですし…

最近はやりの
「シンガポール在住の○○さんが明かす…」みたいな書き方のものは
あまり信用しない方が良いと思います。

*もしかしたら、その中でも信頼できる情報を発信している方がいるかもしれません。
でも、一般的にはそれほど信憑性が高いとは言えません。

掲載されている情報の中で、
出典が明らかでないものは疑ってかかった方が良いと思います。

ある方がツイッターで指摘していた、間違え情報の一つをご紹介いたします。
デング熱やジカ熱の発生を防ぐため、
シンガポール政府は、蚊が繁殖している家庭にS$200の罰金を課す法律を定めました。(以前は蚊の多い、危険地域のみ適用されていた法律ですが、2016年3月14日から、シンガポール全土への適用となりました。)

この出来事を、シンガポール在住の方が、ある媒体で
こんな風に記述していました。

シンガポールは罰則が多い国として有名ですが、蚊の発生を防止しなかった場合、初犯1万ドル(約80万円)以下の罰金、または6カ月以下の禁固、もしくはその両方――という重い罰を受けなければならないリスクもあります。

たぶん、上記のS$200の罰金の事を言っているのだと思います、でも、1万ドルって…
どうして、こんな事になったしまったのでしょうか?

しかも、この「蚊の発生を防止しなかった場合」って一体どういう場合をさすのでしょうか?
国民が全員で蚊の発生を防止しなくてはいけないのですか?

だから、明るい北朝鮮と言われちゃうのですかね。
シンガポール…

この方の発信している情報は、これだけではなくいつも???と感じる事が多く、
ちょっとひどすぎるとは思いますが、これをチェックもせずに、
公共のメディアに載せてしまうってどういう事でしょうね。

しかも、このコラムの終わりの方に、

(※編集部注:ちなみに○○編集部のM部員が過去3回シンガポールを訪れた際には、街中はもちろん、公園や動物園などの草木が生い茂っている場所でも、ほとんど蚊には遭遇せず。政府の対策が功を奏しているのを感じた)

と、ご丁寧に書いてあるので、原稿のチェックはされた模様です。

シンガポール情報をいろいろチェックしてみると、日本人が発信している情報って、
どうしても二次情報(あるいは3次、4次?情報)を参考とした情報が多いです。
やはり元記事が英語という事も原因なのでしょうか。

そのため英語の記事と比べ、間違えが多いような気がします。

一般的に出典がはっきりと明記されているものは、信ぴょう性が高いです。

【正しい情報の見分け方ーその2】
・検索した情報に出典があるかを、チェックする。
・出典の無い情報は、まずは疑ってかかる。

見分け方その3-情報の発信者(元)を確かめよう

見分け方その2にあるように、発信元自体がネームバリューがあるところであっても、
信頼できる情報を提供しているとは限らないのですが、
少なくとも責任の所在はある程度明らかです。

一番信頼できないのは、発信時の日付けも、
誰が発信したのかもわからない情報です。

これは特に、グーグルなどの広告クリック費用を稼ぐためだけに設置されたブログ記事や、
ブログ記事のまとめサイトなどに多く見られます。

ただ、ページビュー数を稼ぐだけに作られた情報ですね。
ですので、責任も何もありゃしない。

こちらも、例をご覧ください。

まず、spassは最低限給料がS$22,000/月以上であり、その企業においてspassホルダーが社員の15%以内であることが条件となっています。

Sパスホルダーの給与額が月額で、最低S$22,000/って。
1シンガポールドル80円として、176万円ですけど…
ちょっと怖すぎます。
一けた間違えたのだとは思いますが、それ以外にも突っ込みどころが満載です。

ここで線引きされるのは最終学歴の学位レベルがDiplomaになっていない場合、取得は難しいかもしれません。最終学歴が短期大学や専門学校の方は要チェックです

Diplomaとは通常1年程度の専門学校卒業者に与えられる証明であって、大卒になると、BA(Bachelor of Arts)とかBS(Bachelor of Science)になるはずです。

もうですね、このブログ、めちゃくちゃです。

このくらいめちゃくちゃであれば、
シンガポールの色々な情報を入手している読者の方々であれば、間違え指摘できますよね。

あまりにも内容が突っ込みどころ満載すぎます。
Sパスにも触れているの、次の機会にEPとSパスの違いをご説明させて頂きます。

まあ、ご紹介させて頂いたブログは、どう考えても広告費稼ぎのブログだと思うのですが、
検索で、グーグルの上位にランクされちゃうから困りものですね。
ご丁寧な事に、「広告掲載ご希望の方」という項目ありました!

ブログをアップされている方は、趣味がご旅行のようですが、
旅行ネタだけに絞って、
調査が必要な物は、ブログにアップされない方が良いと思います。

【正しい情報の見分け方ーその3】
・グーグルやヤフーなどの検索エンジンの上位にランクされているからと言って、
安易に情報を信じない。
・個人(特に名前や、バックグラウンドなどを公表していないもの)ブログで、
広告費稼ぎタイプのブログには注意が必要。

ただですね、このタイプのブログでも、
めちゃくちゃ信憑性が高いものもあるのですよ。
その場合は、大体が出典を明らかにしていますね。

1から3までを別々に扱わず、
全ての項目をチェックされることをお勧めいたします。

おまけ

見分け方とは少し、違ってしまうのですが、
ご自身で検索された結果を裏付けなしに100%信じ切る事は、絶対にしてはいけません。

例えば、
「その2」でご紹介させて頂いた、デング&ジカ熱対策
グーグルで「シンガポール・蚊」とかで検索しても、
S$200の罰金刑の事を説明しているブログが1ページ目に出てきます。

「その3」のSpassみたいなものであれば、山ほど記事は出てくるはずです。
(ただし、その中でも正しいものとそうでないものがあるので、これまた注意が必要です。)

検索して、最初に検索したものと結果が違った場合はさらに掘り下げてみましょう。

きっと最後は正しい情報にたどり着けると思います。
検索しているうちに、だんだん「これはちょっと怪しいぞ」みたいなことが感覚でわかって来ると思います。

この手間を省いて、全てを信じ込むのは危険です。

最後に

本日のブログいかがでしたか?
現代は情報があふれている時代です。簡単に検索ができるけれど、
その弊害として、間違った情報に出くわす機会もとても多くなりました。

シンガポールの情報を正しく取得するという事だけでなく、どんな情報でも
正しい情報多くの情報の中から、取捨選択する目を養いたいですね。

そのために、今回のお話が参考になれば幸いです。

当ブログでは、シンガポールでの生活をお考えの方に、
シンガポール全般について
シンガポール生活一般
シンガポールの教育

を、ブログでご紹介しています。


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