シンガポールでの学校探し-インターナショナル・スクール (2016年度版)

School

geralt / Pixabay

今回のトピックスは、シンガポールの学校です。
「転勤」あるいは「移住」で、お子様と一緒にシンガポールにお住まいになられる方の為、
当地の学校をご紹介させて頂きます。

 

シンガポールは学校が多すぎて、選択が大変?

シンガポールには、世界各国から赴任した、多くの駐在員が暮らしています。
そんな方々のお子様の為に、英国や米国、IB校、
更にインド、中国、フランス、日本など
それぞれの特徴を持ったインターナショナル・スクールが存在します。

 

就学前の教育機関も充実しており、
ローカルと欧米をマッチングさせたようなカリキュラムを組んでいる教育機関もあります。
また、バイリンガル教育に留まらず、トリリンガル教育をウリにしている保育施設もあります。

もちろん、外国語による勉強ではなく、
日本と同じようなカリキュラムの教育をお望みに方には、
日本人向けの幼稚園。
日本人小・中学校。さらに高校と、教育環境が充実しているシンガポールです。

 

ここまで選択肢が多いと、
反対にお子さんをどんな教育施設に通わせるべきが
悩ましくなってくることもあるでしょう。

教育機関の選択は、
その後のお子様の将来にも大きく関わってきます。

シンガポールには、どのくらいの期間留まるのか、
将来教育を受ける国はどこになるのか等々
長期的な計画も視野に入れた、
学校選びをすることが大切になってくるでしょう。

 

 

シンガポールにはどんな、教育施設がありますか?

シンガポールには、主にシンガポール人の子供たちが通う公立校と私立校。
そして、駐在員を中心とした外国人の子弟が通う、インター校があります。
日本人学校も、カテゴリーで分けるとインター校の位置づけとなります。

 

インター校は、幼稚園あるいはもっと小さな年代からのクラスを設置している学校が多いのが特徴です。
また、そのほかの教育施設でも、就学前の施設が充実しています。

日本と比べても、早くから教育を始める環境が整っています。
シンガポールの公立校に進学する日本人のお子様も増えて来てはいますが、
公立校の場合は、
1)シンガポール人が優先的に入学。空きがあった場合のみ、外国人も通学が可能。
2)自分で行きたい学校を決める事が出来ない。
3)語学以外の授業は全て英語で行われる。
などの理由から、やはり一般の日本人のお子さんにはハードルが高いと言えます。

勉強の面でいえば、何時も国際的な試験で驚異的な成績をたたき出す、
シンガポールの私立校はローカル校より更に、大変です。

 

今回のブログでは、主に幼児から、
高校卒業までの総合的なクラスを持つ、
インターナショナル・スクールにターゲットを絞ってご紹介させて頂きます。

 

 

シンガポールのインターナショナル・スクールの特徴

もともとは、シンガポールに赴任される駐在員のお子様向けに設立されたインターですが、
父親は自国で働き、母親と児童だけが勉学の為にシンガポールに移住するケースもあります。

また、日本人駐在員のご家庭でも日本人学校ではなく、
敢てインターナショナルスクールを選ぶご家庭が、
増えてきているようです。

駐在員の数が多いシンガポールは、
数多くのインターナショナル・スクールが存在します。

公立校や日本人学校に比べると、
課外活動や個人の得意な事を伸ばす教育に重点がおかれているのが特徴です。

日本ではなかなかできない、お子様の個性を伸ばす教育を受ける事も可能です。
それぞれ、独自のカリキュラムを掲げたインター校も多いです。

新しいインターナショナル・スクールも次々と開校、
また、既存の各学校もキャンパスを拡大するなどした結果、
以前のような、長いウェイティング・リスト待ちという問題も解消されているようです。

 

主なインターとその特徴

こちらでは、IBディプロマ校で、幼児から18歳までの生徒を対象とした学校をご紹介します。(アメリカンはIBディプロマ校ではありません。)
また、IBディプロマ校でも、日本人の方が通う機会が無いと思われる、ドイツ系およびインド系の学校に関してはご紹介を省かせて頂きました。

 

最後の4つの学校は、2010年以降に創設された新しい学校です。

 

1.オーストラリアン・インターナショナル・スクール

Australian International School Singapore
創設年度:1993年
対象年齢:18か月から18歳まで。
ESL:あり
IBディプロマ校
その他:日本人の生徒数は多くないと言われていますが、
最近は日本人生徒獲得の為か、日本語の授業もあるようです。
今回ご紹介するインターの中では、一番小さい年齢からの入学が可能です。
 

2.カナディアン・インターナショナル・スクール

Canadian International School
創設年度:1990年
対象年齢:3歳から18歳まで
ESL:あり
小学生からIBのカリキュラムあり。
その他:シンガポールの東部と西部に校舎があります。
以前から比較的日本人の多い学校です。

 

3.チャツワースグループオブスクール 

Chatsworth Group Of Schools
創設年度:1995年
対象年齢:2歳から18歳まで
ESL:あり
IBディプロマ校
その他:英国系インター。
オーチャードに位置した、比較的小規模のインターでしたが、
新キャンパスへの移転により、施設が充実しました。

4.ドーバーコート・インターナショナル・スクール

Dover Court International School
創設年度:1972年
対象年齢:3歳から16歳まで
ESL:あり
IBディプロマ校
その他:英国系の教育を提供するインター校。
母体は世界中で35校のインター校を運営する、Nord Anglia Education

 

5.オーバーシーズ・ファミリー・スクール

Overseas Family School
創設年度:1991年
対象年齢:3歳から18歳まで
ESL:あり
IBディプロマ校
その他:シンガポール系のインター校です。
以前はオーチャードロードの駅から、徒歩圏というとても便利な場所にありましたが、
東部のパシ・リスに移転。

画像にもあるように巨大なキャンパスです。
古くから日本人の多い、インターとして知られています。
international school

画像は学校のサイトからお借りいたしました。

 

 

6.ISS インターナショナル・スクール

ISS International School
創設年度:1981年
対象年齢:4歳から18歳まで
ESL:あり
IBディプロマ校
その他:こちらも、OFSと同様シンガポール系のインター校です。
低学年のキャンパスはオーチャード、高学年はPrestonにあります。
OFS同様に以前から、比較的日本人の多いインターとして知られています。

 

7.シンガポール・アメリカン・スクール

Singapore American School
創設年度:1956年
対象年齢:3歳から18歳まで
ESL:あり(G1からG3)
米国式カリキュラム
その他:シンガポール最古参のインター校です。
アメリカ人の子弟の為の学校(つまり日本人学校のようなもの)として創設されましたが、
他の国の子供達にも門戸を開いています。

アメリカ人=ふつう、各国の子弟=ものすごく勉強ができる。
みたいな事が言われていますが、実際はどうでしょう。

場所はウッドランズという、マレーシアに近いとても辺鄙なところにあります。
お子さんの為にあえて、学校の近所の一戸建てに住んでいるアメリカ人もいます。

8.ユナイテッド・ワールドカレッジ

UWC South East Asia
創設年度:1971年
対象年齢:4歳から18歳まで
ESL:あり
IBディプロマ校
その他:かつては7.のシンガポール・アメリカンスクールと並んで、ウェイティングの長さを競っていたUWCですが、新キャンパスが次々に建設されたことも関係するのか、
ウェイティング・リストが廃止になったそうです。
但し、ウェイティング・リスト廃止=誰でも入れるようになったという意味ではありませんので、ご注意下さい。

本題とそれますが、宇宙飛行士の星出明彦さんはUWCの卒業生でありました。
ちゃんとWIKIにも出身学校として、UWCが載っていました。

 

 

ここからは、2010年以降に創設された新しい学校です。

シンガポールの既存のインターは、どんどんキャンパスを拡大。
そして、大手資本のインターも次々と大規模なキャンパスをシンガポールに建設しています。
以降ご紹介する学校は、2010年以降に新設された、インター校です。

 

9.スタンフォード・アメリカン・インターナショナル・スクール

Stamford American International School
創設年度:2010年。
対象年齢:2歳から18歳まで
ESL:あり
IBディプロマとアメリカ式のカリキュラム
その他:当地のオーストラリアン・インターナショナル・スクールなど全世界で60校以上を運営するコグニタが運営。
新設校とあって力の入れ方がすごいです。

「アメリカ式のカリキュラムの学校を探しているけれど、アメリカンはちょっと」とお考えの方にはお勧めかもしれません。
スタンフォードとついていおりますが、アメリカのスタンフォード大学とは関係はありません。シンガポールにゆかりの深いスタンフォード卿から名前を取ったようです。
運営しているコグニタは英国系の企業です。

 

 

10.ネクサス・インターナショナル・スクール 

Nexus International School
創設年度:2011年
対象年齢:3歳から18歳まで
ESL:あり
IBディプロマ校
その他:マレーシアの最大規模の教育グループ”Taylor Education Group”の運営によるインター校です。日本人の生徒獲得に力を入れているようです。
この学校とは、直接関係はありませんが、以前オーストラリアスクールの跡地にアラブ系に子供たちが多く通うインターがあったと思ったら、このネクサスに代わっていました。
学校がそんなあっさりと運営をやめて全く違う学校に生まれ変わってしまうとは…駐在員の子弟がメインのインターならではですね。

 

11.ジェムズ・ワールド・アカデミー 

GEMS World Academy
創設年度:2014年。
対象年齢:3歳から18歳まで
ESL:あり
IBは現在申請中
その他:ドバイに本拠地を置く世界最大の私立校グループ「GEMS EDUCATOIN」が運営。
こちらも運営には、相当力が入っている様子です。
日本人の比率も約10%と結構高くなっています。

 

12.ダルウィッチ・カレッジ シンガポール

( Dulwich College (Singapore) )
創設年度:2014年
対象年齢:2歳から18歳まで
ESL:なし
2018年より、IBディプロマ校
その他:イギリスの名門私立男子校、ダルウィッチの分校。シンガポールは共学。
日本人の生徒獲得に力を入れているようで、生徒数では、4番目に日本人が多いそうです。

 


 

【イーエスエル(ESL)とは?】
English as a Second Languageの略で、英語を母国語としていない人のための英語教育を指します。  英語がおぼつかないお子様の為に、ESLクラスが設置されているインターもあります。

 

インター校情報としては、
日本の外務省が発表している、「諸外国・地域の学校情報」-シンガポール編
がなかなか詳しいのですが、情報自体が少し古いので、
2010年以降に創設されたインター校の説明がありません。

授業料等も現在のものかは不明なので、
詳しい情報をご希望の方は各学校に直接、確認された方が良いと思います。

 

 

シンガポールのインター校。
何となくご理解いただけましたでしょうか。
お子様の教育環境という意味では、シンガポールは世界の中でも本当に有数のすぐれた場所だと思います。

 

シンガポールの学校制度にご興味のある方は、
▶ シンガポールの教育制度と、教育レベルについて
も併せてご覧ください。

 

 

 

 

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