シンガポールの食事情-生鮮食料品について

チリクラブと並んで、シンガポールの名物のペッパークラブ

旅行先では、現地の食事をいろいろ冒険して楽しめても、
いざ、その土地に長く住んで生活するとなると、
「やはり現地の食べ物より、慣れ親しんだ日本食の方が絶対に食べたくなる。」
そんな方も多いのではないでしょうか?

日本と同じような暮らしができるシンガポールですが、
観光ではなく、実際現地で暮らすことになった時、
日本と同じような食生活を送ることができるのだろうか?
と不安に感じる方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんな疑問にお答えします。

目次

食事ではありませんが…先ずは、シンガポールの水について。

シンガポールの水道水は、飲料に適した水です。
とはいえ、日本でも最近は水道水をそのまま、
飲料にしている方は少ないと思います。

シンガポールも同様で、
やはり飲料にはミネラル・ウォーターや
飲料用のボトル・ウォーターを使用している家庭が駐在員を中心に多いです。

意外なのは、日本人のご家庭では、他の東南アジアに多い下記のような
ウォーター・ディスペンサーを利用している家庭があまり多くない事です。

宅配してくれる業者はたくさんあるのですが、
なぜか、みなさん1.5Lのボトル入りのお水を購入される方が多いようです。

water dispenser

ウォーター・ディスペンサーを宅配してくれる会社
▶ Polar Water Distributor Pte Ltd
▶ Pere Ocean Water Dispenser Singapore

シンガポール人の一般家庭では、外食する機会が多いので、
飲料水の消費がそれほど多くないのでしょうか?
ボトルの水を宅配希望の方は、レッドマートが結構お勧めです。

日本に比べて、シンガポールではミネラル・ウォーターの値段が高めです。
これは、現地の人がそれほどミネラル・ウォーターを飲まない事(水道水を沸騰させ、各自ボトルに詰めて持ち歩く)などもあるかもしれません。

お隣のマレーシアやインドネシアから輸入された、ミネラル・ウォーターの価格はお安いですが、
ヨーロッパや日本の水の値段は、日本と比べると驚くほど高いです。
きっと、これらの水を買う層はそれほど多くないのでしょう。

【シンガポールの水の特徴】
◆近隣諸国のミネラル・ウォーターのお値段はお手ごろだが、日本や欧米のものは高い◆

どんな野菜がありますか?

世界中を見ても、日本ほど食材が豊富な国はそれほど多くないと思います。
日本には四季があり、
それぞれの季節特有の野菜や魚を、季節ごとに食することができます。
また、世界中からいろいろな食材も輸入されています。

シンガポールは、食品の自給率が10%以下と言われています。
殆どの食品を輸入に頼っているのです。

更に赤道直下のシンガポールでは、
新鮮な野菜を期待するのはちょっと難しいです。
空芯菜とか小松菜のお化けみたいなのは、
シンガポール島内で、オーガニック栽培されていますが、
飛び切りフレッシュという感じはあまりしません。

日本同様世界中から食材が集まるため、種類そのものはとても豊富です。
日本でよく利用されている野菜のほとんどは、当地にて手に入れる事が出来ます。

お値段さえ気にしなければ、
空輸された日本の野菜も、日系のスーパー等で入手可能です。

例えばこんなもの。

Untitled

イセタン・オンラインショップ
空輸の大葉がS$3.5。
あれ?それほど高くない?と思ったのですが、産地は不明です。
日本からではないかもしれません。

【シンガポールの野菜の特徴】
◆新鮮さを気にしなければ、比較的種類は豊富。日本からの野菜も入手可能◆

薄切り肉を食べるのは日本人だけ?

食べ物の中で、海外で一番日本と違うな?と感じるのは肉の形状?です。
日本ではすき焼きやしゃぶしゃぶ以外でも、薄切りの肉が食卓に上る事って多いですよね。

外国では、あの薄切り肉は一般的ではありません。
殆どが、塊で売っています。

冷凍肉

こちらの画像は、冷凍の豚肉ですが、形状としては大体こんな感じです。
*画像はシンガポール人ならみんなが知っているNTUC・フェアプライスのオンラインショップからです。

鶏肉も、こんな風に丸ごとで売っています!
*ご安心下さい、もちろん部位ごとに販売もしています。

鶏肉

お値段はというと、丸ごとの鶏肉でも、S$10(日本円で約800円)はしません。
シンガポールは何でも高いと思っていたのではないですか?

一般のスーパーやマーケットでは政府の努力により、
かなり安い値段で生鮮食料品を購入することができます。

煮込み料理やオーブン料理には、丸ごとチキンの方が利用価値が高いです。
マーケットに行けば、好みの大きさや部位ごとに切ってくれます。

画像では見えませんが、実は頭もそのままついているのです。
*内側に巻き込まれていて、見えないだけです。
はじめて購入して、家に帰って頭が隠されていたときのショックは大きかったです(笑!

ローカルいわく、首からおいしいスープが取れるので、捨ててはいけないと…
でも、やっぱり首と頭は未だに怖いです。

こんな肉では日本料理が作れない!と思っている皆様。
どうぞ、ご安心下さい。
日系のスーパーの明治屋やイセタンに行けば、
普通の形状の肉よりは少々高めですが、日本と同じ薄切り肉を売っています。

日系のスーパー以外でも、高島屋の地下のコールド・ストレージや
パラゴンのマーケット・プレイス。
それ以外のスーパーでも「しゃぶしゃぶ」、「すき焼き用」肉と称して薄切りの肉を販売しています。

個人的な意見ですが、
鶏肉や豚肉は日本より味がしっかりしているような気がします。(同じランクの肉であればですが)

牛肉は日本は、飼料で育てた牛。
シンガポールで一般的に売られているのは、(ヨーロッパも)
牧草を食べて育った牛の肉なので、脂分が少ないです。
これは、ちょっと好みがわかれるでしょう。

日本同様の霜降りのお肉だって、値段を気にしなければ購入可能です。

シンガポールでのお勧めはラム肉。
こちらも固まり、あるいはラムチョップ用が一般的。
日本で見かけるジンギスカン用の薄切り肉はみたことがありません。
そして、かなりのお手頃価格です。

魚だって、どんなものでも手に入ります。

日本からの輸入の割合が一番高いのは、
魚や魚を主原料にした食品かもしれません。

現地の人も割りに魚を食べるのですが、調理法が日本とは全く異なります。
揚げ物や、香辛料と一緒に煮込む料理が多いようです。
しかも、南方の魚は脂がのっていない大味のものが多いです。

これらは日本人には全くなじみのない食べ方なので、
やはり、日本から輸入された魚を食べる事が多くなると思います。

batang fish
画像は、バタンフィッシュと呼ばれている魚です。塩麹につけて焼いたら結構食べれました!
但し、淡泊な味なので日本の煮つけのような料理には向いていません。

お刺身等の生魚は、日系の鮮魚を扱うスーパー等で手軽に購入することができます。
ただし、やはりお値段はそれなりです。

ここで、お刺身や日本の魚の購入が可能なお店をご紹介します。
(上記の日系スーパーでも購入は可能ですが、鮮魚や冷凍魚をメインに扱っている下記のお店が駐在員の間では人気です)
▶ フィッシュマートさくらや

焼き魚は家庭では、ちょっと難しい?

▶ これからシンガポールに住む人へお知らせしたい、コンドミニアム8つのビックリ
でもご紹介させて頂いたのですが、殆どのシンガポールのキッチンには換気扇がついていません。
ですので、ご家庭で煙の出る魚を焼くのはちょっと難しいです。
それでも焼き魚が食べたい!というときは、
予め、上記のお店などで焼いてもらうか、
無煙ロースターを、ご家庭に用意する必要があります。

【シンガポールの魚の特徴】
◆現地の魚は、日本人には不向き?やはり日系スーパーか専門店での購入がメイン◆

まとめ

シンガポールの食事情。
何となくお分かりいただけましたでしょうか。
今回は生鮮食料品についてご説明させて頂きましたが、
次回は日本の調味料等を中心にご紹介させて頂きます。


当社ではシンガポールヘ進出される企業の皆様、

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