シンガポールで会社を設立、社名命名のポイント教えます

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このブログは、日本人経営者の
シンガポールでの会社設立を応援する、
シンガポールビジネス・サポート、YHF PTE. LTD.が発信しています。

本日のトピックは、
シンガポールでの社名の付け方についてです。

目次

会社名の重要性

会社名は、その会社の顔であり、
顧客や取引先にその会社のイメージや雰囲気を伝える大事な要素です。

会社名に企業の理念を反映させることで、
会社のイメージを顧客や取引先に植え付けることが出来ます。

もし、小売や飲食店など、
広く一般の顧客をターゲットとしたビジネスを行うのであれば
会社名はブランディングという要素においても、とても重要なものになるでしょう。

法律上や手続き上の面からは、
登記した会社名を、
設立後に変更することは決して難しい事ではありません。

だからと言って、一度決めた社名をすぐに変更したり、
会社設立後に、度々変更することはオススメできません。

直ぐに社名変更をしなければいけない、
などという事態にならぬよう、
安易に社名をつけることは、避けたいものです。

ただ、日本語であれば、良い案がすぐに思いつくけれど、
外国語で会社名を考えなければいけないと思うと、
思考が止まってしまう方も、いるかもしれません。

今回のブログが、
そんな方に、少しでもお役に立てれば幸いです。

社名決定までのプロセスと社名表記について

ここで簡単に、シンガポールで社名を決定する場合の、
決まりごとについて、ご説明致します。

シンガポールで法人を登記する場合、
まずは法人名(商号)の予約から始まります。

ご自身が使いたい社名が、実際使えるのかどうかを調査し、
使える事が確認できた場合は、
その希望する社名をACRA(企業会計規制庁)に予約しておきます。

この予約期間の期限は60日なので、
その間に法人登記に必要な情報や書類を揃えます。

基本的には、自由に社名は選ぶことができますが、
既に似たような、社名が登記されていたり、
社名として適切でないと判断される場合もあります。

もし、どうしても使いたい社名の場合は、
ACRAに直接嘆願をして見ましょう。
許可が降りる場合もあります。

会社名の表記方法

会社名の最後には、
必ず有限責任会社を意味する、Limited(リミテッド)がつきます。

非上場の有限責任会社の場合は、
さらにその前にPrivate(プライベート)がつきます。

表記の仕方には、「PTE. LTD.」「PTE. LIMITED」「PRIVATE LIMITED」などがあります。

例えば、上場会社の名称: Singapore Telecommunications Limited
(シンガポールのNTTのような通信会社です)

ちなみに、
ユニクロシンガポールは、
UNIQLO (SINGAPORE) PTE. LTD.と表記されていました。

ディー・エヌ・エーは
DENA ASIA PACIFIC HOLDINGS PTE. LTD.
正式な登記名は全て大文字表記になるので、こんなふうになってしまいます。

多分この社名を見たら、ディー・エヌ・エーとは発音出来ないでしょう。

ユニクロは香港で登記する時に、
間違って”K”を”Q”で登記してしまった事。

でも、その方が見た目インパクトがあるので、
Qに変更したと、柳井さんが書いた本の中にありましたが、
世界で事業展開するには、”K”を”Q”にして正解でしたね。
やはり先見の明があったのでしょうか。

でも、日本の社名はファーストリテイリング ですよね。
海外では、UNIQLOで社名登記しているのですね。

もし、大きく海外展開を目指しているのなら、
外国人に強い印象を与える様な、
会社名を考える事も大切ですね。

会社名を決めるときに気をつけること

前述したように、既に登記済の商号や登記されている商号に近いものは、
ACRAの方で受け付けてくれません。

使いたかった商号が使えず、
慌てて考えて適当になってしまったというケースもあります。
そんな事にならないよう、数件の候補を決めておいたほうが安全でしょう。

また、これから新たにシンガポールで事業を起こすのであれば、
思い入れや愛着を持てるような、
会社名をつけることが理想的では無いでしょうか。

もちろん、取引先や顧客から覚えやすく、
発音されやすい会社名にするのも、大切なポイントです。

電話などで、聞き取りづらい、
あるいは間違って発音されやすい社名は、避けたほうが良いでしょう。

シンガポールでは、中国名がそのまま英語発音になったものや、
インドネシア(マレー)語の社名の会社も、多く存在します。

表記はアルファベットでも、
発音は日本語で意味が通じるような、
日系の会社であることを、アピールするような社名でも良いかもしれません。

但し、その場合は、
外国人が発音しにくい、社名はオススメできません。

スラングや発音なども含めて、
現地の言葉(英語も含む)でマイナスイメージに、
なっていないか、事前に確認しておくことが必要です。

まとめ

今回は、シンガポールで会社を設立する際に知っておきたい、
会社名の決め方とルールについて、お話させて頂きました。

他の外国と比べると、
シンガポールは会社設立に際してあまり細かいルールがない国ですが、
それでも、外国で新たに法人を設立する、あるいは起業するということは、
日本で法人を設立する事と比べたら、わからないことが多く、
ストレスが溜まりやすい作業でしょう。

最低のポイントは抑えつつ、
任せられるところは全て専門家に任せてしまうことがお薦めです。

さもないと、一日も早くビジネスを軌道に乗せるという
一番大切な事が、疎かになってしまう心配があります。


当社ではシンガポールヘ進出される企業の皆様、

また移住をお考えの皆様のサポートをさせて頂いております。

当地での移住をご検討中の方は、

シンガポール移住サーポートのページを

そして、会社設立等については、

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も併せてご覧下さい!

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