シンガポールの美容室事情

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本日は、シンガポールの美容室事情についてです。

とは、言っても美容質を利用される方の立場からではなく、
シンガポールで美容室を経営する立場から、
この国の美容室事情を、お話させていただきます。

 

シンガポールの日系美容室の変遷

ちょっと、大げさなタイトルですが、
簡単にここ20年ぐらいの間のシンガポールにおける、
日系美容室の移り変わりみたいなものを、振り返って見ます。

2000年前後:日本の超有名所の美容室が駐在員を派遣して、
日本人やシンガポールの富裕層をターゲットに店舗を出店

その後、もともと海外で働いていた、
日本人美容師の方々がシンガポールで店舗展開をするようになってきました。

2011年以降:日本で美容室を経営している、美容室のオーナーさんが
海外展開を目指してシンガポールに店舗を構えることが増えてきました。

特にこの傾向は、この数年加速度を増してきているようです。

日系の美容室は飽和状態?

5,6年ぐらい前から、ものすごい勢いで日系の美容室が増えて来ました。
これは、

  • 日本の美容室の数が増えてしまい、顧客獲得、あるいは顧客一人あたりの単価が頭打ちになってきている。
  • 日本で、シンガポールのことが大きく取り上げられることが多くなり、市場に可能性があるのではないかと、多くの美容室のオーナーがシンガポールに興味を持ち出した。

などの理由が考えれます。

最近の日系美容室の数を見てみると、飽和状態なのではという声も聞こえてきます。

確かに、シンガポールに在住している日本人の総数は3万人前後と言われ、
その中で美容室の顧客になる層は多分、
半数以下になってしまうはずですので、
なかなか競争が厳しいのではないかと予想されます。

特に日本人だけをターゲットとして美容室で、
従業員を多く抱えているところの経営状態は実際はどうなっているのでしょうか。

 

シンガポールの美容室事情

顧客を日本人に絞らない場合についても、少し見ていきましょう。

アジア全般に言えることなのですが、シンガポールでは、
美容院の価格設定の幅がものすごく大きいのが特徴です。

日本は世界の中でも、収入の格差があまりない国です。

なので、顧客の平均消費額にそれほどの大きな開きはないと思います。

でも、シンガポールや他のアジアの国は違います。

欧米のセレブ並(?)にお金をかける層もかなり存在する一方で、
髪を切るのは半年に一回とか、
それも2,3千円止まりのお店に通っている人も多いです。

なので、上の層を狙った美容室でビジネスが上手くいくと、
本当に高い利益がのぞめます。
ただし、こちらの層の絶対数はそれほど多くはありません。

最近は、日本のヘアスタイルに憧れる若い女性も多くなってきました。

以前、日本に旅行に行く前にホットペッパーで美容室をチェックして、
(一体どうやって検索したかは謎です)
「この美容室でこの髪型にしてもらいたいの」ってメッセージを貰ったことがあります。
でも、その美容室は名古屋の美容室で、彼女の訪問先は東京でした!

そんな、潜在的な顧客層に
「日本に行かなくても、シンガポールで日本のスタイルが再現できますよ」って訴求すれば、
新しい層の顧客獲得ができるかもしれません。
もちろん価格も、かなり強気で大丈夫でしょう。

 

でも、慣れない最初はターゲットは日本人に絞って、
徐々にローカル層に広げてみたいと思う方のために、
シンガポール在住の日本人が通っているお店を紹介した、サイトをご紹介します。

ご興味のある方は、こちらをご覧下さい。

シンガポールのビューティー検索

 

店舗はどこに構えるのが一番?

次に気になる立地です。

やはり、日本人のみなさんが考えるのはオーチャード周辺。
今までの有名美容室はだいたいオーチャード周辺に多く集まっています。

後は、日本人の駐在員の人が多く住んでいる、
リバーバレーやノベナ周辺も美容室の立地としては人気です。

でも、シンガポールの不動産価格は日本に比べても、
かなり高額です。

特にオーチャード周辺の家賃は東京の中心地と、変わりません。
下手をすると、東京よりも高額です。

シンガポールは国自他が狭いこともあり、一度評判になってしまうと、
それほど便利なエリアではなくても、
割とお客さんが来てくれる傾向にあります。

特に美容室の場合は、買い物のついでとか、食事のついでというよりは、
それだけを目的にいくので美容室へ出かける事が多いので、
それほど一等地にこだわる必要はないのかと思います。

いきなり、家賃の高いエリアでの出店は、
潤沢な資本がある場合を除き、
あまりオススメはできません。

それよりも、ターゲットをする顧客をきちんと定め、
その人達を魅了する、
訴求方法を考えたほうが良いかもしれません。

固定費はお客さんが来ても来なくても、
毎月一定にかかるものなので、
場所選びは、慎重に進めて下さい。

 

内装費っていくらぐらいかかるの?

はっきり言って、内装費はピンきりです。
ローカルの美容室の中には、
床や天井などは全く内装を施していないようなお店もあります。

シンガポールは、ほぼ100%内装にかかる材料は輸入に頼っていますので、
日本よりも高額になってします。

特に日本人のお客様ををターゲットとする場合は、
機材などは日本製のものが必須となってくるはずなので、
十分な予算を見越しておく必要があります。

節約ができる部分は、節約して、
どうしても機能的にも外せない部分にはお金をかけるなど、
メリハリのあるデザイン、施工がオススメです。

もちろんそれらの要望をきちんと聞いてくれる
内装業者さんを見つけなければいけませんね。

真剣に出店をご検討中の方には、こちらの資料がオススメです

少し古いのですが、Jetroさんから、
シンガポールにおける理容・美容産業制度調査の資料がでています。

こちらには、かなり詳しく美容業界の状況が説明されていますので、
シンガポールに店舗出店を予定されている方には、参考になると思います。

ただし、調査年度が2012年と古いため現在の状況とは異なる記述もあります。
ご注意下さい。
特に25ページからの(4)の情報は現在とは異なります。

シンガポールへの出店を計画中の、日本の方の参考になれば幸いです。

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ご計画中の経営者の皆様のサポートを提供しております。

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