シンガポールで会社を運営して行く時にかかる経費についてーオフィスの家賃など

raffles place

Mense / Pixabay

シンガポールに進出してきたある日系企業の社長さんが、ご自身のブログで、
シンガポールで出店するには
日本の2.5倍程の経費が掛かると言っていましたが、どうして???

たぶん、日本企業専門の内装業者に依頼したか、(通常の2~3倍の請求をする業者もあります)
シンガポールのスタンダードではない内装材料等を利用した可能性が非常に高いです。

当地での事業がうまくいって売り上げが上がれば、
それでもOKだと思いますが、
通常、できれば経費はできるだけ抑えるのに越したことはありません。

という事で、お客様からの質問も多い、
日系の企業がシンガポールで平均的にかかるであろう経費について。

今回は、オフィス賃貸を中心にご説明させて頂きます。

シンガポールに法人を設立して、年間にかかる主な経費

法人を設立する際にかかる経費というのは、多少の違いはあるにせよ、
大体、世界中殆ど変わらないのではと思っています。

物価の安い発展途上国が、思い切り安いという訳でもなさそうです。
一般的に先進国の方が発展途上国に比べ、
訳の分からないコストがない分、かかる経費はシンプルかもしれません。

オフィスの賃貸料

上記の社長さんの2.5倍というのは、ちょっと納得が行かないので、
本当にシンガポールでは、日本の倍以上の経費が掛かるのか。

一つずつ確認をしていきましょう。
まずは、オフィスの賃貸にかかる費用です。

シンガポールは世界の中でも、
不動産の賃貸価格や販売価格が高い国です。
但し、ダントツに高いのかというとそうでもないようです。

下記のグラフをご覧ください。
2014年と情報は少々古くなっておりますが、
東京のオフィスの賃貸料は世界の都市の中で5番目に高額となっています。
シンガポールは11位ですね。
世界のオフィス賃貸相場

出典:Office Space Across the World 2015 – Cushman & Wakefield

因みにこのクシュマン&ウェイクフィールドという会社は、
非上場としては世界最大の不動産サービス会社です。
信頼できる情報だと思います。

ジョーンズラングラサール発表の1年新しい資料(2015年)も貼っておきます。

世界のオフィス相場

出典:The JLL Global Premium Office Rent Tracker

こちらでは、東京が6位。シンガポールは11位となっています。
香港とイギリスの順位が入れ替わったのは、
ポンド安等の影響があるのでしょうか。

両社が何を指標として、それぞれの相場を発表しているかが、
はっきりとは、わからないのですが、
2014年、2015年ともオフィスの賃貸相場は、
シンガポールより日本の方が高かったようです。

正直、シンガポールの方が高いと思っていたので、
少し意外でした。

シンガポールのオフィスについて

シンガポールでは、面積の単位はスクエアフィートを使用します。
1平米は、10.76スクエアフィートです。

日本人はこの面積表示に、最初は戸惑ってしまうようです。
スクエアフィートは、
平米の大体10倍ちょっとと覚えていてください。

シンガポールのオフィス街の平均的な相場は、
スクエアフィートあたり8~9シンガポールドル。
すごく大雑把に計算して、
平米7,000円から8,000円ぐらいでしょうか?

平米単価では、日本に比べると高いですか?安いですか?
ただシンガポールの場合、一般のオフィスで小さい面積のものがあまりありません。

賃貸料に換算すると、最低でも月額20万円位はかかることが多いです。
そうなると、東京より「高い」と感じてしまうかもしれませんね。

この家賃の高さは、
スタートアップの会社にとっては、
だいぶ大きな出費になってしまいます。

そんな場合、シェアオフィスを借りるという選択肢もありそうです。

オフィス賃貸料の金額は、先進国だからと言って高い訳ではなく、
海外からの一流企業がオフィスを設ける場合は、発展途上国の方が、
先進国より、高くなる場合が多いです。

理由は、インフラの整っていない地域で、ある一定のスタンダードを求めると、
どうしても割高になってしまうからです。

シンガポールでオフィスを借りる場合の保証金

オフィスに関わらず、
不動産を賃貸する場合は保証金が必要となってきます。

日本では、店舗を借りる場合など、
割と高額な保証金を請求される場合が多いようです。

シンガポールの場合は、店舗・オフィスに関わらず通常、
保証金は家賃の3か月分というのが相場になっています。

但し、個人のオーナー物件やサービスオフィスなどは、
住宅と同様、家賃の2か月分の物件が多いです。

契約時に1月分の前家賃と、3か月分の補償金。
そして、月額家賃の10%程度の印紙税(契約書作成時に必要)が必要と覚えておくと良いと思います。

不動産斡旋業者への紹介料は、
ある一定の賃貸料以上の場合は通常発生しません。

オフィスや店舗の内装の費用について

オフィスや店舗を賃貸する時、内装は借主側が行うのが通常です。
但し、小規模のオフィスではあらかじめ内装が整っている場合も多いです。

内装費の大まかな目安としては、オフィスで平米あたり5万円から6万円程度。
店舗はデザインや設備工事で大幅に異なりますが、7万円ぐらいから可能だと思います。

どちらも什器の費用は含まれていません。

内装費用は、業者によって相当大きな開きがあるようです。
シンガポールのローカルの業者の場合、始め大まかに安めに見積もって、追加工事で請求する場合も多いので、注意が必要です。

オフィスのインフラについて

経費とはちょっと外れますが、最後にオフィスのインフラについて、
少しだけご説明させて頂きます。

インターネットや電話、コピーなど、
日系の内装業者に内装を依頼した場合は、全てアレンジしてくれることが多いです。

インターネット回線については、ローカルのシングテルやスターハブ以外にも、
NTT Singaporeがサービスを提供しています。

コピー機などメーカーも、ほとんどの日系会社がシンガポールには進出しており、日本人の営業担当の人がいます。

また、ITに関わる様々なサポート会社の日本から進出してきています。

まとめ

シンガポールでオフィスを借りる場合、東京の一等地よりはやや安めだが、
小さめのオフィスは少ないので、結果割高になってしまう。

小さいオフィスが必要な場合は、割り高だがサービスオフィスという選択肢もある。
内装費は、日本より高めの場合が多い。
業者によって、大きな開きがあるので、きちんと調査することが重要。

オフィス・賃貸にかかる費用について、なんとなくご理解いただけましたでしょうか?

次回は、経理関係でかかる費用についてご説明させて頂きます。

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