シンガポールの住宅の賃貸相場を各国と比較してお知らせしようと思った所、面白い事を発見しました。

20082012 011
本日はこれからシンガポールに駐在ご予定の方、シンガポールへの移住を検討中の方の為にシンガポールの住宅賃貸事情について、お伝えさせて頂きます。

シンガポールの住宅賃貸相場について

長年のデフレにより、先進国の中では物価が安い国となってしまった日本。
それに反して、世界の中でも物価が高いと言われているシンガポール。

その中でも特に不動産の価格を取り上げると、二つの国の間には大きな開きがあります。
なぜ、こんなに不動産が高いのかというお話は、次の機会にさせて頂くとして、
今回は、シンガポールの住宅の賃貸相場に焦点を当ててお話しさせて頂きます。

その前に、シンガポールのコンドミニアムについて知りたい方は、
こんな記事もあります。
併せてどうぞご覧ください。

▶ シンガポールのサービスアパートメントとコンドミニアム

▶ これからシンガポールに住む人へお知らせしたい、コンドミニアム8つのビックリ 

まずは、主な国の不動産賃貸価格を比べてみましょう。

シンガポールの住宅の賃貸相場についてお話しする前に、
主な国の不動産賃貸価格と、シンガポールのそれを比べてみましょう。

グーグルJapanで「世界の不動産賃貸価格」と検索して、
上位にヒットした二つのサイトを見てみると、
面白いことがわかりました。

まずは、上位一位だった(私のPCからの検索を言う意味です)
「一般財団法人 日本不動産研究所」の2015年10月現在の不動産賃貸指数から。

国際不動産価格賃料指数 | 一般財団法人 日本不動産研究所

こちらでは、東京、大阪、ソウル、北京、上海、香港、台北、
シンガポール、クアラルンプール、バンコク、ジャカルタ、ホーチミン、
ニューヨーク、ロンドンの 14 都市を比較しています。

表の転載ができないので、
詳しくは、上記のサイトからご確認下さい。

2015年10月の不動産賃貸を基に、
東京の元麻布の物件を100とした場合、
1)ロンドン 357.8
2)ニューヨーク 281.4
3)香港 200.6
4)シンガポール 154.7
という結果でした。

シンガポールは元麻布の物件の1.5倍。
ロンドンはおそるべし3.5倍です。

お次は、LivinGraphics(リビングラフィックス)のインフォグラフィック
東京は世界5位! 世界の家賃相場比較

こちらも東京の5位は同じなのですが、
シンガポールの順位が一般財団法人 日本不動産研究所の結果と全く異なるのです。
*カッコ内は日本円に換算した賃貸価格です。

1)シンガポール (25万円)
2)ロンドン (19万円)
3)ニューヨーク (18万円)
4)香港 (17万円)
5)東京 (15万円)
70平米の不動産が対象。そして、調査年数が2013年と2年ほど違うとはいえ、なぜシンガポールが1)と4)という異なる結果になってしまったのでしょう?

私が実際に住んだ事がある&値ごろ感を知っている、「シンガポール」「東京」「ロンドン」に絞ってコメントをさせて頂きます。

まず考えられる理由は、後者が物件の広さをベースに、
各国の不動産賃貸の価格を導き出した為ではないでしょうか。

シンガポールの場合、この広さだと、外国人向けの賃貸物件である可能性が高いです。
もちろん、この場合の外国人は、殆どが母国よりも多くの給与をもらっている駐在員の事を指します。

シンガポールでは、国民のほとんどが住宅を所有しているため、
賃貸物件のほぼ100%が外国人向けとなっています。
さらに、多くの外国人が企業からの駐在員。
となると賃貸物件は自ずと高めの設定になってしまいます。

NYと香港は不明ですが、ロンドンは外国人の多い都市ではありますが、
それでもある一定数のイギリス人は賃貸物件に住んでいるでしょう。

日本でも、外国人駐在員向けの物件は日本人用の物件と比べてダントツに家賃がお高いです。
但し、70平米の外国人用高級マンションってあまり聞いたことがない。

広さで比べてしまうと、シンガポールのみが外国人用物件。
その他の国は一般向け賃貸住宅が含まれていると言う可能性が高いです。

前者のサイトは元麻布の物件を100としているところから、
外国人駐在員が住むと思われる物件を各国からピックアップしたものと推測されます。

どちらの資料も多分間違ったことは言っていないと思うのですが、
ロンドンとシンガポールの順位が全く異なってしまったのはとても興味深いです。
(しかも他の3つの国の順位は変わらないというおまけ付き)

このような調査をする場合、各国の賃貸需要を予め知っておき、
国によって、調査対象の層が異ならないようにすることが大切ですね。

さもないと、正しい情報を取得できない可能性があります。

じゃあ、シンガポールの駐在員向けの平均相場はどれくらいなの?

それでは、シンガポールの駐在員向けの平均相場をお知らせいたします。

その前に、ロンドンの357.8がとっても気になりました。

個人的に、ロンドンの357.8というのがすごく気になってしまったので、
ちょっと寄り道です。

ロンドンの外国人用の物件を扱っていると思われるサイトで、
実際の現在のロンドン相場がどんなものか調べてみました。

日本人の駐在員の人が住むエリアではないのですが、
皆様おなじみのハロッズの近所ー日本でいえば銀座?
シンガポールではオーチャードあたりになるでしょうか?

そのエリアがヒットしたのでこちらをご紹介いたします。

PROPERTY AT London Knightsbridge

広さ:125.98平米 (2LDK)
お値段なんと、週2,950ポンド!
*イギリスは週単位での家賃を示す場合も結構多いです。
4週間として、月換算で日本円で約190万円也!

ちなみシンガポールで同等の立地条件で同じぐらいの広さだと、
月額シンガポールドルで8,000程度なので、68万円。

感覚的には大体あっているかもしれません。

驚く事に、このロンドンの物件。
高級は高級ですがこれ以外にも、
もっと高い物件が沢山ありました。

シンガポールはと言いますと、
2LDKで100万円を超す物件は与沢氏が住んでいたあの物件以外には該当なしでした。
ロンドンはやはり世界で一番賃貸物件価格が高いというのは、事実のようですね。
しかもこのポンド安の時期でこの価格ですから…

この時点で、情報の正確さでは、
「一般財団法人 日本不動産研究所」のサイトに軍配があがりました!

第10回(2018年4月)国際指数も発表されたので、最新の情報を知りたい方はこちらもチェックしてみて下さい。

お待たせしました。いよいよシンガポールの家賃相場です

お客様から、
「シンガポールの賃貸住宅の相場を教えてください」
とお問い合わせをを頂くことがよくあります。

上記の二つのサイトの例をとってもわかるように、
漠然と”家賃相場”と言われると、正確な情報をお伝えするのがとても難しいです。

例えば、「一部上場企業で製造業。単身赴任のかた。」のような聞き方であれば、
「○○ドルぐらいでエリアは○○となります」という返答ができるのですが、
「安くて、築浅で…」と言われてしまったら完全アウトです。

ここが日本で物件を探すときとの違いです。

「安い」の感覚が、シンガポールと日本では大きく開きがあるのです。

1LDKの最低価格は?

シンガポールでは、最近家賃相場が下がってきているとはいえ、最低でも1LDKで20万円ぐらいは見ておいていただきたいです。

でも、このくらいの価格帯の物件は借り手がつくのもとても早いので、注意が必要です。

郊外に行けば、もう少しお安い物件はありますが、それでも15万円を下る物件はないと思って頂いた方が良いと思います。

どうしても日本の普通の物件を比較してしまうとお高いですね。
しかもこのぐらいの価格帯の物件では、全く高級感はありませんから…

家族で移住。どのくらいの物件がお勧めですか?

意外と多いのが、上記の質問です。
お子様の年齢にもよりますが、3LDKで学校への通学の便が良いとなると、やはり中心地での物件探しとなってしまうので、最低でも40万円ぐらいの予算は必要です。


シンガポールの住宅の賃貸相場、ご参考になりましたか?
どうしても日本の感覚で物件を探してしまいがちですが、
各国の事情を知ることは大切だと思います。

あとは一つのサイトからの情報を鵜呑みにしない事。
色々な側面から分析するのも大切な事ですね。

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