シンガポールのサービスアパートメントとコンドミニアムの違い

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”サービス・アパートメント”と”コンドミニアム”
どちらも外国では良く聞く呼び名ですが、
違いをしっかりを説明できますか?

何となく、混同したりしていませんか?

2月下旬から3月にかけて、
シンガポールでは、日本からの駐在員の方の移動が
一年の中で最も盛んとなります。

きちんとした住まいが見つかる前に、
一時的にサービス・アパートメントへの滞在を希望されるご家族も多く、
当社にもお問い合わせを頂きます。

ただ、日本の皆さまが抱いている”’サービス・アパートメント”
および”コンドミニアム”のイメージが
実際のシンガポールのそれと、
少しかけ離れている場合があります。

今回はこの二つの違いについて、
ご説明をさせて頂きます。

 

シンガポールで、コンドミニアムと言えば?

コンドミニアムとは、主にアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどにある、分譲タイプの高級アパートの事を指します。

 

それがなぜか日本では、ハワイやグアムに代表される、
家具および食器などに生活必需品が全て提供され、
部屋の清掃やリネンの交換が含まれている、
短期でも利用可能な高層のアパートメントの事を
コンドミニアムと呼ぶ場合が多いようです。

 

そのため、グーグルなどでよく、「ホテルとコンドミニアムの違い」
みたいな言葉が検索上位に、出てきますよね。

 

これは、ハワイなどのリゾートで、個人所有のコンドミニアムを管理会社が一括して管理。
観光客向けに、短期でリネン交換や清掃などのサービスと共に、物件を賃貸しているからなのではないかと勝手な想像をしております。

 

シンガポールの場合は、あくまでも本来の意味である、高級集合住宅のことを「コンドミニアム」と呼んでいます。
アパートメントは、ジムやスイミングプールなどの施設の無い、民間住宅を指します。

 

コンドミニアムは、基本的には短期の賃貸は行っておりません。
通常は2年間(場合によっては1年間)の賃貸契約を結ぶ必要があります。

 

ですので、一時的な宿泊先でキッチンやリビングがあるものをシンガポールでお探しの場合は
「サービス・アパートメント」を探すこととなります。

 

もう一つ、シンガポールのコンドミニアムの特徴としては、スイミングプールやトレーニングジムなどが付帯されているものが、ほとんどです。

「コンドミニアム」=高級集合住宅と覚えて頂ければ間違いはないかと…

 

 

その、「コンドミニアム」の賃貸相場ですが、比較的築浅の中心地の2LDK(70平米前後)が月額日本円で45万円ぐらいでしょうか?
これって本当に大まかな言い方で、大体の目安とお考えください。
また、シンガポールの賃貸相場は大きく変動しますので、その都度のチェックが必要です。

 

 

 

サービス・アパートメントとは、いったいどんなものでしょう?

では、サービス・アパートメントとは、いったいどんな物件を指すのでしょうか?

サービス・アパートメントを一言で表現する言い方で、「ホテルの利便性とコンドミニアムの居住性が一緒になったもの」という表現がよく使われます。

ベッドルームの他に、キッチンやリビングのスペースがあり、かつリネンのチェンジや部屋の清掃のサービスがついている物件をシンガポールではサービス・アパートメントと呼んでいます。

日本の皆さまがイメージしている、ハワイやグアムのコンドミニアムにとても近い形態です。

但し、お部屋全体の面積は、一般にホテルの部屋を少し広くしたぐらいの広さしかありませんハワイのリゾートコンドをイメージすると、ちょっと窮屈な感じがすると思います。

 

以前はサービス・アパートメントの利用も、短くて1か月。通常は単身赴任の方が1年2年と契約している場合が多かったのですが、最近は1週間単位(物件によっては1泊)からの貸し出しも増え、観光などでシンガポールを訪れ、小さなお子様と宿泊する場合は、ホテルではなくサービス・アパートメントを利用する方も増えてきました。

予約も、ホテルと同様にオンラインから簡単にできるようになりました。

 

日本にお住まいの方のなかには、日本のウィークリーマンションと同等のものを想像して、
「ホテルは高いので、サービスアパートを探しています。」というご相談を受けるときがありますが、
価格的には、一般のホテルよりはサービス・アパートメントの方がお高くなります。
高級ホテル(一泊$400以上のホテル)>サービス・アパートメント>一般のホテルと思ってください。

中心地のサービスアパートメントの価格は、2LDKで月額70万円程度が相場です。

 

ここで、シンガポールで一番高いと思われる、サービス・アパートメントをご紹介いたします。

それは、カペラがマネージメントしている、The club Residence by Capellaです。

ローケーションはセントーサ島。

ホテルと同じ敷地内にありますが、プールなどの施設はそれぞれ異なります。

こちらは一泊からの宿泊が可能ですが、一泊の料金は、1LDKでS$650。
一ヶ月の滞在では、150万円以上になります。capela

 

リンクを張っておきましたので、詳細は、カペラのサイトをご覧ください。

 

シンガポールの主なサービスアパートメント運営会社

 

最後に、シンガポールの代表的な3つのサービス・アパートメント運営会社のご紹介をさせて頂きます。
価格や物件は変動が激しいので、こちらではご紹介いたしません。
各サービス・アパートメントのサイトをご覧ください。

 

コメントに関しては、私の私的な見解がだいぶ入っておりますが、実際物件を見学してのコメントではあります。

 

1.ファーイスト系のサービス・アパートメント。

2015年度フォーブスの長者番付けで、シンガポールで一番に名前を連ねる、Ng Chee Tat Philip (Philip Ng)がCEOを務める会社です。
シンガポールのサービス・アパートメントの中では、草分け的存在です。
オーチャードを中心に、シンガポールで8つのサービス・アパートメントを運営しています。

また、ファーイーストは不動産のデベロッパーとしてもシンガポールでは、最大規模を誇る会社です。

個人的な感想は、他の2つに比べるとメンテナンスが、あまりきちんとしてされていない事が多いかもしれません。リネンのクリーニングなど、アウトソーシングしている部分が他社に比べて少ないのですが、それが反対に欠点になっている時もあります。

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2.アスコット系のサービスアパートメント

政府系のデベロッパー、キャピタルランド系列のサービスアパートメントです。
世界中(26か国 80都市)でサービスアパートメント事業を展開しています。

シンガポールでは、4つの異なるカテゴリーで6つのサービスアパートメントを運営しています。
各カテゴリーでコンセプトは異なりますが、比較的落ち着いた内装と、しっかりした対応が特徴です。

しかし、海外事業を本格的に始めたのは、まだ15年足らずというのに、すごい勢いでサービス・アパートメントを世界中に展開しています。どうやら、規模は世界最大級のようです。
シンガポール、流石です。

 

日本では、三菱地所株式会社との共同出資で設立した、アスコットジャパンがあります。一番下のカテゴリー「シタディーン」が新宿と京都に。中級ブランドのサマセットが麻布と六本木にあります。

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3.フレイザー系のサービスアパートメント

上記2社と比べて後発のフレイザー。
不動産デベロッパーFrasers Centrepoint の系列会社です。

シンガポールでは、4つの異なるカテゴリーでサービス・アパートメントを運営しています。
シンガポール国外でも10以上の物件を運営。

価格的にはカテゴリーにもよりますが、ファー・イースト系よりはやや高めですが、コスパは良いと思います。状況によってはお手軽に(と言っても1ヶ月、日本円で70万ぐらいですが)利用できる時もあります。

 

©EDDIEBUAY

こちらのお部屋、実際内覧した事があるのですが、個人的にはちょっと落ち着かなくて、長期間滞在は無理かもと思いました。

でも、短期であればホテルとは、少し違った生活が楽しめるので良いかもしれませんね。

上記以外にもカペラのようにホテル系列のサービスアパートや、シンガポール国内のみで展開している物件もあります。

 

最近は、ホテルのポータルサイトからも予約が可能になってきているので、
気になる物件があれば、そちらでチェックしてみるのも良いかもしれません。

 

 


シンガポールの「コンドミニアム」と「サービスアパートメント」の違い、ご理解いただけましたでしょうか?

同じ言葉でも、国が異なると違うものを指すことがあるので、注意が必要ですね。

シンガポールのコンドミニアムについては
▶ これからシンガポールに住む人へお知らせしたい、コンドミニアム8つのビックリ

▶ 新規進出企業の為のシンガポールの家賃相場-住宅編

もご覧ください。

 

シンガポールに長期ご滞在の方も、短期でいらっしゃる方も、
お気に入りの、住環境を見つけて、
どうぞ快適なシンガポールライフをお過ごしください。

 


当社ではシンガポールヘ進出される企業の皆様、

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