経済の先行きが不透明な今日、将来への不安から、資産の安全な保有と運用への関心が高まっています。
資産分散の選択肢として、シンガポールの銀行口座開設を検討中の方も増えています。
シンガポールは、政治経済の安定性と透明性の高さから、アジア有数の国際金融ハブとして知られています。
また、シンガポールの高度に発達した、国際的な金融システムは、世界中の富裕層から高い評価を得ています。
そんなシンガポールで銀行口座を開設し、資産運用を行うことが魅力的とわかっていても、以下のような疑問や不安から、なかなか決断できない方も多いのではないでしょうか。
- 非居住者でも本当に口座開設は可能なのか?
- 開設条件や必要書類は複雑ではないか?
- 言語の壁や現地での手続きは大丈夫なのか?
- 確実に口座を開設することはできるのか?
今回の記事では、これらの疑問にお答えし、相応の資産をお持ちの日本在住の方々向けに、シンガポールでの銀行口座開設の具体的な方法と、当社が提供する専門的なサポートについてご紹介いたします。
将来の不確実性に備えるためにも、資産を分散することで、あなたの大切な資産を守り、さらなる成長の機会を探るための第一歩として、シンガポールの銀行口座開設を検討してみませんか?
シンガポールの銀行口座開設は、非居住者でも可能です
ただし、非居住者で口座開設が可能なのは,最低預入額が35万シンガポールドル以上の、一般的にプレミア口座と呼ばれている口座のみです。
一般の口座でも、ある一定額を定期や投資信託等の商品を購入することにより、特例として口座開設が可能になる場合もあります。
また、外資系の銀行の中には紹介者がある場合のみ、非居住者にプレミア口座開設を認めている銀行もあります。
ただし、これらはあくまでも例外です。
今回は、シンガポールの3大銀行のプレミア口座に絞って説明を続けます。
プレミア口座開設が可能なシンガポールの3大銀行
DBS銀行
口座名:トレジャリー
最低預け入れ額:35万シンガポールドル*以上
特徴:マルチカランシー口座、株式投資等も可能
https://www.dbs.com.sg/treasures/default.page
OCBC銀行
口座名:プレミア
最低預け入れ額:35万シンガポールドル*以上(非居住者の場合)
特徴:関連会社であるグレート・イースタン保険会社との連携あり
https://www.ocbc.com/personal-banking/premier-banking/index.page
UOB銀行
口座名: Privilege Banking
最低預け入れ額:35万シンガポールドル*以上
特徴:Concierge Servicesが受けられる
https://www.uob.com.sg/privilegebanking/index.page
*1シンガポールドル=110円 (2024年9月現在)
シンガポールで口座を開く際の問題点
シンガポールでの銀行口座開設は、多くの魅力的な利点がりますが、一方でいくつかの課題があります。
以下に主な問題点をあげます:
1.最低預入額が高額
プレミア口座開設には、35万シンガポールドル(約3,800万円)という高めの最低預入額が設定されています。
ご自身の資産状況と運用計画を慎重に検討し、本当に開設条件を満たせるかどうかを判断することが重要です。
2.厳格な審査プロセス
シンガポールの銀行は、マネーロンダリング防止などの観点から、厳格な審査を行います。
KYC(顧客確認)が徹底しており、慣れない人にはストレスフルなプロセスです。
事前に必要な書類を準備し、自身の資産状況をきちんと説明できるように整理しておくことは必須です。
一般には、審査基準は明確に開示されてはいません。
3.言語の壁
多くの書類や手続きが英語で行われるため、英語に不慣れな方にとっては大きな障害となる可能性があります。
日本人のサポートや日本語の話せる銀行スタッフは同席しますが、重要な項目はご自身で返答する必要があります。
4.継続的な口座維持
口座開設後も、最低預入額の維持や定期的な取引などの口座維持条件を満たす必要があります。
事前に口座維持条件をしっかりと確認し、長期的な運用計画に基づいて口座を活用するよう、心がけることが重要です。
適切な準備と専門家のサポートがあれば、これらの問題も克服することが可能です。
次のパートでは、これらの課題に対する解決策と、当社が提供するサポートについてご紹介いたします。
口座開設をスムーズに行うために
1.必要書類を予め準備する
あらかじめ口座開設を希望する銀行へ、必要書類を提出し、確認してもらうことで、
口座開設の確実性を高めることができます。
2.面談に関するシュミレーションを行う
面談当日にどんなことを質問されるかを予め知っておくこと、
そして、適切な返答方法を準備しておく事で面談当日も慌てることなく、
落ち着いて担当者の質問に返答することができます。
口座開設に必要な書類
銀行によって多少異なりますが、口座開設の際に必要な書類は以下のとおりです。
面談前に準備し、銀行へあらかじめ提出するもの
1.必須書類
身分証明書: パスポートとマイナンバーカード
居住証明書: 公共料金や電話料金の請求書 (英文訳の必要あり)
2.追加書類(銀行によって要求される場合があります)
資金源証明: 資金源を証明する書類
面談日当日のスケジュール
パスポートの確認
主な質問内容
なぜ口座が必要か
これまでの職歴等
口座を開くだけの十分な資産があるか
具体的な資産の説明
口座開設までにかかる時間
面談を終えて開設までにかかる時間はケースバイケースですが、早ければ1週間から10日ほどで口座開設の連絡があります。
口座開設後、ATMカード(デビット機能付き)が指定された住所に郵送されます。
届いたカードを指示に従ってアクティベートすれば、日本やその他の国で使用できます。
カードにはデビット機能が付帯されているので、現金の引き落とし以外にも通常の買い物に使用できます。
当社の提供するサービスについて
当社では、豊富な経験と専門知識を持つスタッフが、
お客様の資産運用目標達成に向けて、下記のサービスでシンガポール銀行口座開設をサポートいたします。
- 口座選びから書類準備、提出書類へのアドバイス等をワンストップでサポート
- 厳格な審査をスムーズに通過するためのサポート
- 面談時の同行サポート
- 口座開設後3ヶ月のサポート期間
なおサポートはすべて日本語で行われます。
シンガポール口座開設の課題を克服し、スムーズに口座開設を実現するため、当社のサービスをご利用ください。
シンガポールでの口座開設をご希望の方は、フォームよりお問い合わせ下さい。