生活環境の充実は移住成功のための大切な要因です。
住宅・オフィス選びは慎重に行いましょう
生活インフラが日本以上に整備されているシンガポール。日本製の生活必需品や食料品は、すべて簡単に手に入ると言っても過言ではありません。但し、実際に当地に移住し、生活を始めると日本とは異なる生活習慣や住環境に戸惑いを感じることもあるはずです。
移住を成功させる為の大事な要因の一つに、住環境やオフィス環境の充実が挙げられます。シンガポールでの生活やビジネスライフを充実させる為にも、住宅やオフィス選びは慎重に。事前の調査もしっかりと行いましょう。
住宅の種類
シンガポールの住宅は、国民の80％以上が住んでいると言われている公団（HDB）から、プール付きの一戸建てなど、その種類は様々です。外国人が住宅を借りる場合の規制はHDBを除き、特にございません。
当地でバンガローと呼ばれる物件で、庭付き一戸建て住宅を指します。
日本人の賃貸物件としては一般的ではありませんが、欧米の駐在員などには人気の物件です。
参考価格：中心地でS$18,000～
プールやジムなどの付帯設備の整った、高級集合住宅です。
大部分の外国人が住んでいるのがこのタイプの住宅です。都市部の築浅物件は常に需要が供給を上回る状態で、家賃も日本の中心地と同等あるいはそれ以上となっています。
大まかな価格については、「家賃相場」を御覧ください。
エリアとその特徴
シンガポールの住宅は、国民の80％以上が住んでいると言われている公団（HDB）から、プール付きの一戸建てなど、その種類は様々です。外国人が住宅を借りる場合の規制はHDBを除き、特にございません。
グレートワールド・シティ（大型ショッピング・コンプレックス）を中心とした周辺の地域を指します。オーチャードまで車で5分足らずのロケーション。
また、徒歩圏内のクラーク・キーやロバートソン・キーに、各国のレストランが集中して存在するため、日本人だけでなく欧米の駐在員にも人気のエリアです。
以前は金融を中心とするオフィスエリアでしたが、新しく誕生したマリナー・ファイナンシャルセンター周辺に高層のコンドミニアムが林立。タンジョン・パガー駅周辺にも急速に主に外国人駐在員向けのコンドミニアムが増えつつあります。職住接近を望む方にはお勧めのエリアです。
中心地から空港へ向かう海岸沿いには、大型のコンドミニアムが林立しています。大型ショッピングセンターのパークウェイ・パレードや全面改装してオープンした１１２カトンなどのショッピングセンターなどが近くにあり、買い物に便利な事。また、インターナショナル・スクールもあることから、中心地から少し外れていても外国人駐在員には人気のエリアとなっています。
家賃相場
シンガポールの住宅は、国民の80％以上が住んでいると言われている公団（HDB）から、プール付きの一戸建てなど、その種類は様々です。外国人が住宅を借りる場合の規制はHDBを除き、特にございません。
| エリア | 1LDK | 2LDK | 3LDK |
|---|---|---|---|
| オーチャード周辺 | S$5,000～ | S$6,000～ | S$8,000～ |
| リバーバレー周辺 | S$4,500～ | S$5,600～ | S$6,600～ |
| ラッフルズ・プレイス周辺 | S$4,500～ | S$6,000～ | S$7,000～ |
| イースト・コースト | S$3,500～ | S$4,500～ | S$5,000～ |
| ウェスト・コースト | S$3,700～ | S$4,000～ | S$4,800～ |
| その他郊外 | S$3,000～ | S$3,500～ | S$4,800～ |
＊2013年2月現在
| エリア | 1LDK | 2LDK |
|---|---|---|
| オーチャード周辺 | S$8,600～ | S$10,500～ |
| リバーバレー周辺 | S$8,000～ | S$9,500～ |
| ラッフルズ・プレイス周辺 | S$9,500～ | S$12,500～ |
| イースト・コースト | S$5,000～ | S$6,500～ |
| ウェスト・コースト | S$4,500～ | S$6,000～ |
＊シンガポールの賃貸住宅・サービスアパートメントの価格の変動は激しいので、
こちらはあくまでも目安とお考え下さい。
シンガポールでは、それぞれのスタイルに合わせてオフィスの形態を選択することが可能です。当地に移住され、ホームビジネスを始められる方であれば、通常の業務は自宅で行い、連絡先のみを登録したバーチャルオフィスを利用。
また、住宅とは違った環境で仕事をご希望ながら、オフィス賃貸に関わる煩雑な手続きは避けたい、という方はサービスオフィスの利用。
更に、事業規模がある程度大きく、従業員を雇う必要性がある場合は通常のオフィスと言う使い分けが出来るでしょう。
| サービスオフィス | 一般のオフィス | |
|---|---|---|
| 契約期間 | １ヶ月から最長２年。 | ２年から３年（中途解約は不可）。 |
| 初期費用 | 前家賃とデポジット、それぞれ１ヶ月分。 | １ヶ月分の前家賃と２ヶ月分（物件によっては３ヶ月分）のデポジット。 |
| 内装費 | 不要（内装済み）。 | ほとんどの物件は契約後、各自でのアレンジが必要。 |
| インターネット・固定電話の回線などの月々の経費 | 家賃に含まれることが多い。 | 各自でのアレンジが必要。 |
| 家具等の什器 | 最低限の什器は備え付け。FAXやコピーは共有利用が可能（有料）。 | すべて各自でアレンジが必要。 |
| オフィスの広さ | 最低15平米程度から50平米程度まで。 | 中心地の物件で45平米程度から。郊外は100平米程度。 |
| 最低家賃 | 15平米程度でS$1,800程度から。 | S$3,000程度から。 |
| メリット | 初期投資が不要。短期の契約が可能。入居までの準備期間がかからない。 | 面積あたりの単価がサービスオフィスと比べると安価。 |
| デメリット | 面積の単価あたりの賃貸料が高い。ある程度の従業員を雇う予定の企業には不向き。 | 初期投資費用が必要。賃貸期間が長い。入居までの準備期間が必要。 |
| こんな方にお勧めです | 駐在員事務所や、新規進出企業のスタート・アップとしての利用。 | 会社設立当初から、ある程度の規模で従業員を雇う予定がある企業。 |
気を付けたい、日本と異なる契約慣習
住宅・オフィスとも違約金を払えば中途解約が出来る日本と異なり、契約書で取り決めが行われた期間はいかなる理由があってもテナント側から、契約を解除することはできません。特にオフィスの場合は住宅とは異なり、ディプロマティック・クローズ（中途解約時の特記事項）も適用されないため、賃貸の際には注意が必要です。
| 1 | 予算決め | ビジネス内容・規模、雇用人数をベースに予算を設定します。 |
|---|---|---|
| 2 | 広さの設定 | ビルによっても異なりますが、小さいところでは２００スクェアフイート（SQF）位から。 *シンガポールでは面積はSQFで表されます。１，０００スクェアフイートは９２.２㎡（約２８坪） |
| 3 | 契約期間 | 通常は２～３年間。途中解約は不可。 |
| 4 | 一時費用 | 敷金２，３ヶ月分、その他、仲介手数料、印紙税など。 |
| 5 | 駐車場 | ほとんどの商業ビルは駐車場を完備していまが、１事業者何台まで利用が可能かは、ビルによって異なります。料金の目安としては中心部であれば月額Ｓ＄２００程度。 |
| 6 | 交通の便 | 社員の雇用等を考慮に入れ、公共機関が利用できる所が望ましいです。 |
| 7 | 内装工事 | 一般的には居抜きの状態で引き渡されますので、内装工事は借り手負担になります。 明渡し時には現状復帰を求められる場合がほとんどです。 |
| 8 | 空調設備工事 | 空調のサービス時間の確認。２４時間必要な場合は特に重要です。 ＊通常のオフィスビルは集中空調のため平日のオフィスアワーのみの稼働となります。 |
当社ではシンガポール移住に関するそれぞれのお客様の目的・ご希望に応じた個別の移住相談をはじめ、移住に関する各種の手続き代行、不動産賃貸・購入のお手伝い、投資アドバイス等、移住計画段階から移住後までのトータル・サポートをワンストップで提供させて頂いております。
お問い合せは、下記のお問い合わせフォームからお願い致します。
