世界の大学ランキングで、アジアトップの大学は?

アジアトップの大学

毎年秋に発表される、ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーション(The Times Higher Education)の世界大学ランキングが、今年も9月21日に発表されました。

この大学ランキング(World University Rankings 2016-2017)は、
2004年から公表されているもので、世界の主要大学980校のうち、
200校のランクを発表しています。
数ある大学ランキングの中でも、最もよく取り上げられているものです。

目次

THE世界大学ランキングのトップ10は?

下記が先日発表された、世界ランキングトップ10の大学です。

2012年から昨年まで首位だったカリフォルニア工科大学が、
オックスフォード大学に首位の座を明け渡した以外は、
ほぼ、いつもと変わらない顔ぶれです。

しかし、やはりアメリカの大学は強いです。

順位 大学名
1 (2) オックスフォード大学 イギリス
2 (1) カリフォルニア工科大学 アメリカ合衆国
3 (3) スタンフォード大学 アメリカ合衆国
4 (4) ケンブリッジ大学 イギリス
5 (5) マサチューセッツ工科大学 アメリカ合衆国
6 (6) ハーバード大学 アメリカ合衆国
7 プリンストン大学 アメリカ合衆国
8 インペリアル・カレッジ・ロンドン イギリス
9 チューリッヒ工科大学 スイス
10 カリフォルニア大学バークレー校 アメリカ合衆国
10 シカゴ大学 アメリカ合衆国

*( )は昨年の順位です。

アジアの大学のトップ5はこちらです

それでは、アジアを見ていきましょう。
下記の表の順位は、世界大学ランキングの順位です。

2012年から2015年までアジアでは、首位だった日本の東京大学は、
2016年にアジア首位の座をシンガポール大学に明け渡しました。
今年のランキングは、昨年より順位を上げたものの、39位に留まりました。

2016年から、東京大学にかわって首位の座に就いたシンガポール大学は、
今年は順位も伸ばし、初の25位以内にランキングです。

中国の北京大学、清華大学も大きく順位を伸ばしていますね。

2011年にアジアではトップだった香港大学は、少しづつ順位を落としています。

順位  大学名  国
24 (26) シンガポール大学  シンガポール
29 (42) 北京大学  中国
35 (47) 清華大学  中国
39 (43) 東京大学  日本
43 (44) 香港大学  香港

*( )は2015年の順位

アジアのベスト大学の結果は、6月に発表されています。

ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーションは、世界ランキングの他に、
アジアの大学ランキングを別途発表しています。
最新の発表は2016年6月。

こちらのランキングでは、シンガポールのナンヤン工科大学が北京大学と並んで、第二位。
シンガポールの大学が上位2位を占めています。
また、東京大学が香港大学や香港工科大学よりランクが下の7位になっています。

ランク付けの指標が世界大学ランキングと異なっているのでしょうか?
ページは英語になりますが、各大学の特徴などが詳しく書かれているので、
なかなか興味深いです。
▶ The best universities in Asia 2016

アジアの大学トップ12

大学のランク付けは、何を基準に行われるのか?

色々な機関が、それぞれの指標で世界の大学のランキングをしていますが、
ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーションのランキングは、
どのようにして、決められているのでしょうか?

2009年までの評価指標と、それ以降の評価指標。
それぞれご紹介いたしますので、ご覧ください。

2009年までの評価指標項目配分

  1. 各国学者のピア・レビュー:40%
  2. 雇用者の評価:10%
  3. 学生一人あたり教員比率:20%
  4. 教員一人あたり論文引用数:20%
  5. 外国人教員比率:5%
  6. 留学生比率:5%

1.のピア・レビュー(査読)が大きな比率を占めていますね。
因みにピア・レビューとは…

ピアレビューとは、研究者仲間や同分野の専門家による評価や検証のことである。 研究者が学術雑誌に投稿した論文が掲載される前に行われる。

wikipediaより

続いて、こちらが2010からの評価指標です。

 2010年からの評価指標
項目 詳細 内訳 配分
1 教育 研究者による評価 15% 30%
教員当たり学部学生数 4.5%
学士授与数当たり博士授与数比率 2.25%
教員当たり博士授与数 6%
教員当たり収入 2.25%
2 論文引用(学問分野の違いを調整) 32.5%
3 研究 研究者による評価 19.5% 30%
教員当たり研究収入 5.25%
教員当たり論文数 4.5%
研究収入中の公的資金の割合 0.75%
4 国際 外国人教員比率 3% 5%
外国人学生比率 2%
5 産学連携 教員当たり産学連携収入 2.5% 2.5%

以前と比べて評価指標が細分化されたのと、
論文引用数の比率が高くなっています。

それに反して、外国人教師や外国人生徒の比率は、
以前と比べると低くなっています。

という事は、日本のマスコミが言っている、
日本の大学のグローバル化が遅れているので、順位が下がったみたいな理由は、
あまりあてにならないと思います。

日本の大学のランキングが下がっている大きな原因は、
日本の大学において、優秀な教師や
優秀な生徒の絶対数が、減少している事ではないでしょうか?

大学の研究費の制約などもあり、
十分な研究ができないと嘆いている教授陣が、京大や東大には多いのでは…

研究熱心で優秀な教授陣は、ドンドン外国の大学に引き抜かれてしまうし、
悪循環ですよね。

シンガポールや中国の大学は、たとえ国立大学でも、
大学運営をひとつの事業として、しっかりと捉えていることが、
日本と大きく異なる点だと思います。

最近の東京の卸市場、豊洲の件や、
東京オリンピックのスタジアムなどの例をとっても、
行政は事業で利益を生み出すことをしっかりと考えずに、
ただただ、無駄な税金の使い方をしています。

シンガポール政府が、日本のような無駄な税金の使い方をしたら、
それこそ国民からそっぽを向かれてしまいます。

国立大学に優秀な人材(教授陣・学生)を集めるのは
国家にとっても、大切で大きな課題なのです。

商売上手なシンガポールの大学とそうではない、
日本の大学という構図がはっきり見えますよね。

グローバル化云々という前に、
どうしたら、知名度を上げ、優秀な人材を集めることができるのかを
日本の大学や政府も熟考する必要があると思います。

因みに、今回1位に返り咲いたオックスフォード大学。
研究費を前年比10%増加させ、
全体の資金は14億ポンド(約1820億円)となったそうです。

世界に名だたるオックスフォードでさえ、
ランキングを上げるための努力を怠っていないのです。

日本も、国内では少子化という深刻な問題に直面しているのですから、
各大学は、根本的な対策を練る必要があるのではないでしょうか?
シンガポールの教育制度にご興味のある方は、
▶ シンガポールの教育制度と、教育レベルについて
のブログも併せてご覧ください。


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ご興味のある方は、シンガポール敎育サポート
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アジアトップの大学

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